皆さんは虫は苦手ですか?
そこまで苦手でなくとも、ものすごく好き!という方もあまりいらっしゃらないとは思います。
無農薬がいいけど、虫は嫌、という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、無農薬の野菜の虫を何故ゼロにできない理由を解説したいと思います。
こちらは、虫よけネットに入っているブロッコリーの葉です。
手前の大きな葉をめくってみますと、アブラムシがたくさん!
蝶の卵はネット防げても、アブラムシはネットでも防げないようです。
この葉をもぎとって、水でただ流してみます。
結構強めに水を出してみます。
少ししか虫がとれていません!
水に浸すと、窒息するのか少し虫が浮いてきますが、
結局は手作業での虫の除去となります。
このような感じで一枚ずつ手でゴシゴシします。
まあまあはキレイになりましたが、全ての虫を全て残らず取り切るには、
たった一枚でもかなりの時間を要します。
無農薬、と一口に言うと、ただ農薬を使わないこと、
と私も農業を始める前はイメージをしていましたが、
実は、この虫をとる手間、というのがかかってしまうのです。
育てる過程だけでなく、出荷のときの虫をとる手間が非常にかかる、
ということなんですよね!
なので、良いものをそれなりのお値段でご提供するためには、
虫をとるための時間、というものも決めています。
時間は人件費となり、価格に反映されるもの、ですので。